米不動産情報サイトのレッドフィンによると、3月の家賃提示価格の中央値は前年同月より0.4%安い1937ドル(約26万円)となり、2020年3月以来、3年ぶりに下落した。家賃提示価格は13カ月ぶりの低水準となった。
前年同月の家賃上昇率は17.5%だった。
2月の家賃提示価格は前月比では横ばいだった。
新型コロナウイルス流行が始まった3年前との比較では、家賃は322ドル(19.9%)高いままだが、賃金上昇率も同程度だった。
レッドフィンの不動産業者ダン・クローズ氏は、「家賃は下がっているが、むしろ元に戻りつつあるように感じられ、ある程度は健全だ」と述べた。3月に家賃が前年同月比で下落したのは、コロナ流行下の住宅建設ブームによる過剰供給が主因。
Dow Jones