米雇用統計
米労働省労働統計局(BLS)が、米国の労働者の雇用状況を調査した指標の事です。
非農業部門雇用者数(Nonfarm Payroll:NFP)は、農業部門以外の産業で働く就業者の数を、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計したものです。世界中の経済指標の中で最も市場に注目されている指標の一つです。同時に発表される失業率は、労働力人口に対する完全失業者の割合で定義されています。軍隊従事者、刑務所の服役者などを除いた16歳以上の男女が対象となり、労働の意思のないものは、労働力人口から外されるため、失業率には反映されません。平均時給、労働参加率なども同時に発表されます。
12日を基準日として、12日を含む週の雇用状況を調査しています。
※計測期間から3週間後の金曜日に発表される事が多いです。
ADP雇用統計
民間給与計算代行業者大手のAutomatic Data Processing(ADP)社が、自身の持つ全米約50万社、約2400万人のデータを元に発表する雇用調査レポートです。
月ごとの雇用者数の増減のレポートで、2006年に始まった比較的新しい指標です。
市場の注目度が高い労働省による雇用統計のうち、非農業部門雇用者数(NFP)の民間部門との相関性が高いとされていて、雇用統計の先行指標として注目されています。
※雇用統計の二日前の水曜日に発表される事が多いです。